暗号資産関連株が上昇、サークルとコインベースがけん引

暗号資産関連株が上昇、サークルとコインベースがけん引

Drift関連のハッキングを受け、裁判所命令なしではUSDCを凍結しないとのサークルの対応が報じられた後、同社株は上昇した。一方、米国の規制動向やユーロ建てステーブルコインの進展も投資家心理を支えた。

USDC

ファクトチェック
直接検証された証拠として最も有力なのはCircle自身によるものである。取得できたページ「USDC Risk Factors - Circle」には、有効な政府当局から法的命令を受けた場合、CircleがUSDCを凍結する可能性があると記されており、裁判所命令なしにUSDCの凍結を拒否したとの記述と大筋で一致する。検索結果にあった「Drift Hack Fallout: Why Circle Didn't Freeze $275M Stolen USDC」も、この特定の問題がDriftに関連するハッキングに絡んで生じたことをさらに裏付けているが、同記事は取得できなかったため未検証のままである。別途、取得できた「MiCA EURC White Paper | Circle」は、ユーロ建てステーブルコインを巡る規制面で実際に進展があったことを示しており、この記述のセンチメント部分を支えている。ただし、仮想通貨関連株がまさにこれらの理由で上昇したことを直接確認する一次情報または質の高い二次情報は得られず、提示された速報リンクも検証できなかった。したがって、この主張は実質面では裏付けられるものの、市場の因果関係という構図までは完全には証明されていない。
    参考12
要約

暗号資産関連株は上昇し、Driftに関連する2億8500万ドルのハッキング後、裁判所命令なしではUSDCを凍結しないとのサークルの対応が報じられたことを受け、同社株は8.94%上昇して相場をけん引した。投資家心理は、ウォレットソフトウェアはブローカーではないとするSEC(証券取引委員会)の見解や、Reg Cryptoのセーフハーバー措置2件がOffice of Information and Regulatory Affairsに提出されたことなど、米国の規制面の進展にも支えられた。MiCAに関連するユーロ建てステーブルコインや決済展開の進捗も、同セクターの上昇に寄与した。4月14日の市場全体では、S&P 500が0.32%上昇し、ナスダックは0.56%上昇した。

用語解説
  • USDC: サークルが発行する米ドル連動型ステーブルコインで、ドルと1対1の価値を維持するよう設計されており、仮想通貨取引や決済で広く利用されている。
  • MiCA: EUの「Markets in Crypto-Assets」枠組みで、域内全体にわたり暗号資産と関連サービス提供者に関する規制ルールを定めるもの。
  • wallet software: 従来の金融仲介業者として機能するのではなく、暗号鍵を管理することで、ユーザーがデジタル資産を保管、送付、管理できるようにするアプリケーション。