インド、約10件の実証とBRICSのCBDC(中央銀行デジタル通貨)連携検討でデジタルルピー利用拡大へ

インドは、グジャラート州を含む約10件のデジタルルピー実証を通じ、福祉給付や食料補助金の支払いを試験しており、2026年の首脳会議を前にBRICSのCBDC(中央銀行デジタル通貨)接続も検討していると報じられている。

要約

インドは、デジタルルピー、すなわちeルピーの実社会での試験を、福祉給付、農家、食料配給を対象とする約10件のパイロットプログラムを通じて拡大している。最も明確な導入事例の1つはインドのグジャラート州で、当局は約$80 billionに上る福祉支出の一部を支えられるかを検証する一環として、対象となる750万世帯向けの食料補助金を6月までにeルピーへ移行する計画である。2022年12月に導入が始まって以来、eルピーの取引総額は約$3.6 billionに達したとされる。これとは別に、ニューデリーは2026年の首脳会議を前にBRICSのCBDC(中央銀行デジタル通貨)ネットワークとの接続可能性を評価しているとされ、国内の公的支払いユースケースが、越境決済の相互運用性の可能性と並行して発展する可能性を示している。

用語解説
  • CBDC: 中央銀行デジタル通貨とは、中央銀行が発行し、その裏付けを与える国家の法定通貨のデジタル形態である。
  • Digital rupee: インドのCBDC(中央銀行デジタル通貨)であり、eルピーとも呼ばれ、国家が裏付けるルピー形態を用いたデジタル取引を可能にするよう設計されている。
  • BRICS: 主要新興国による経済グループであり、決済インフラを含む、より緊密な金融協調を模索してきた。