プエルトリコ拠点の仮想通貨クジラ、資金凍結を巡りCoinbaseを提訴

プエルトリコ拠点の仮想通貨クジラは、2024年のフィッシング詐欺で流出した5500万ドル超相当のDAIについて、Coinbaseが凍結したにもかかわらず返還しなかったと主張する一方、Coinbaseは返還に裁判所命令が必要だとしている。

DAI

ファクトチェック
主張の主要な要素はすべて、権威ある一次情報源であるCourtListenerの一次裁判記録(事件名B. v. Coinbase Global, Inc., 3:26-cv-04050, N.D. Cal.)によって直接確認されている。原告D.B.がプエルトリコ在住であること、2024年のInferno Drainerによるフィッシング攻撃を通じて$55 million超のDAIステーブルコインが盗まれたこと、Coinbaseが追跡された資金を凍結したものの、その解放には裁判所命令が必要であると明示していることが確認されている。The Block、crypto.news、Protosも、これらの事実をそれぞれ独自に裏付けている。唯一の小さなニュアンスは、主張が原告を「仮想通貨クジラ」と表現し、「2024年のハッキング」に言及している点だが、裁判記録は窃取が2024-08-20に発生したことを確認しており、その規模(DAIで約$55 million)は「クジラ」という特徴付けと整合的である。矛盾する証拠は見つからなかった。
要約

プエルトリコ拠点の仮想通貨クジラが、2024年のフィッシング攻撃で盗まれたとされるDAIを巡り、Coinbaseを提訴した。被害額は5500万ドル超とされる。訴状によると、盗まれた資産はCoinbaseの口座に流入し、Coinbaseは2024年12月上旬、捜査中としてこれらを凍結したことを確認した。原告はCoinbaseが資金を返還していないと主張する一方、訴状では、同取引所が資金を解放する前に裁判所命令を必要としているとしている。これまでの報道では、この盗難はInferno Drainerおよびブロックチェーン調査員ZachXBTが特定した偽のDeFi Saverログインページに関連付けられていた。この件は、盗まれたとされる暗号資産がプラットフォーム管理下の口座に到達した場合、中央集権型取引所に何が可能で、何が義務付けられるのかを巡る争点を浮き彫りにしている。

用語解説
  • DAI: 米ドルに近い価値を維持するよう設計された分散型ステーブルコインで、仮想通貨取引やDeFi(分散型金融)で一般的に使用される。
  • Phishing attack: 偽サイトやメッセージを使って利用者をだまし、認証情報、ウォレットへのアクセス、取引承認を引き出す詐欺手法である。
  • Crypto whale: 通常は流動性や取引活動に影響を与え得るほど大量の仮想通貨を保有する市場参加者を指す。