LayerZeroが謝罪、Kelp DAO(自立分散型組織)対応と単一検証者構成を巡り

LayerZeroは、ラザラスグループに関連する攻撃とDDoSにより、Kelp DAO(自立分散型組織)のエクスプロイトに関連する1つのアプリに障害が生じたとし、現在マルチDVN検証への移行が進む単一検証者構成に依存していたことについても非を認めた。

要約

LayerZero Labsは、Kelp DAO(自立分散型組織)のエクスプロイト対応の扱いと、内部RPCに対するラザラスグループの攻撃および外部RPCプロバイダーに対するDDoSを伴うと同社が説明したセキュリティインシデントの双方について謝罪した。同社によると、この混乱は1つのアプリ、LayerZeroアプリの約0.14%、資産価値の0.36%に影響した一方、ユーザー資産は安全に保たれた。LayerZeroはまた、単一検証者構成に依存していたことについても非を認め、これをセキュリティ上の弱点と説明した上で、少なくとも3/3または5/5のマルチDVN検証を用いるデフォルトルートを優先し、1/1 DVNサービスを終了すると述べた。LayerZeroによると、4月19日以降、同プロトコルでは$9 billion超が移動した。

用語解説
  • DVN (Decentralized Verifier Network): LayerZeroがクロスチェーンメッセージを検証するために使用する検証システム。マルチDVN構成では、複数の検証者ネットワークからの承認が必要となる。
  • RPC (remote procedure call): アプリケーションがデータの読み取りや取引の送信など、ネットワークにリクエストを送ることを可能にするブロックチェーンのアクセスインターフェース。
  • DDoS (distributed denial-of-service attack): 可用性を妨害し、通常のユーザーアクセスを遮断するために、サービスへ大量のトラフィックを送り込むサイバー攻撃。