モルガン・スタンレーは、3月から4月にかけての在庫取り崩しに加え、ホルムズ海峡の混乱がほぼ2カ月続いたことで、石油市場の緩衝余地が大幅に縮小したと指摘した。一方、JPモルガンは、在庫が完全に枯渇する前に利用可能な安全在庫が低水準に達する可能性があると警告した。
モルガン・スタンレーは、3月1日から4月25日にかけて、世界の石油在庫が日量約480万バレル減少したとした。これは、ホルムズ海峡がほぼ2カ月にわたり閉鎖寸前の状態にあった期間に深刻な供給混乱が生じたことを反映している。新たな報告書はさらに、10億バレル超の供給喪失により、市場が追加的な混乱を吸収する能力が制限されていると付け加えた。JPモルガンも、在庫が枯渇する前に利用可能な安全在庫の限界に達する可能性があると警告しており、石油市場で実際に利用可能な緩衝余地が、見かけ上の在庫水準が示す以上に速いペースで縮小し得ることを浮き彫りにしている。