Google Cloudとペイパル、AIエージェントの商取引を仮想通貨レールが支える可能性

Consensusで両社幹部は、AIエージェントは従来の銀行口座を利用できないと指摘した。一方、Googleは120超のパートナーとともにAgentic Payments Protocolを導入し、これをFIDO Foundation(ID標準化団体)に寄付した。

要約

Google Cloudとペイパル(PayPal)の幹部はConsensusで、AIエージェントは従来の銀行口座を利用できないため、仮想通貨ベースの決済インフラが必要になる可能性があると述べた。Googleは、PayPalを含む120超のパートナーとともに、AI主導の取引における決済を支援するために設計された枠組みであるAgentic Payments Protocolを立ち上げ、このプロトコルをFIDO Foundation(ID標準化団体)に寄付したと明らかにした。ペイパル(PayPal)はさらに、加盟店サイトの95%ですでにAIエージェントのトラフィックが確認されている一方、現時点で機械可読カタログを提供しているのは20%にとどまると指摘し、AI主導の購買活動とそれを支えるために必要な技術システムとの間にギャップがあることを浮き彫りにした。これらの発言は、ソフトウェアエージェントが取引を行うために、プログラム可能でインターネットネイティブな手段を必要とするマシン間商取引において、ブロックチェーンベースの決済レール(価値を移転するためのデジタルネットワーク)が果たし得る役割を示している。

用語解説
  • 決済レール: 銀行システムやブロックチェーンベースの送金ネットワークを含め、当事者間で資金を移転するために用いられる基盤ネットワークおよびインフラ。
  • AIエージェント: 閲覧、買い物、決済の開始を含め、ユーザーに代わってタスクを実行したり意思決定を行ったりできるソフトウェアシステム。
  • 機械可読カタログ: 自動化取引のために、価格、在庫状況、仕様といった詳細をソフトウェアが容易に解釈できるよう構造化された商品一覧。