グレースケール、米国初の現物Zcash ETFを申請

FinanceFeedsによると、5月8日の申請は、取引の詳細を見えにくくするよう設計された、プライバシー重視の仮想通貨Zcashに連動する初の上場投資信託案である。

ZEC

ファクトチェック
中核となる事実――グレースケールが米国初の現物Zcash ETFを目指していること――は、The Block、CoinDesk、Decryptによって確認されており、十分に確立された事実である。しかし、この主張の構成は2点で実質的に誤解を招く。第一に、 「最初」の申請は2026年5月8日ではなく、2025年11月26日(Form S-3)に提出された。第二に、FinanceFeedsとpanewslabが示した2026年5月8日という日付は、初回申請ではなく、承認プロセスにおけるその後の規制当局への提出手続き(19b-4の取引所規則変更やS-1の修正など)を指している可能性が高い。したがって、5月8日を「最初」の提出日と説明するのは不正確である。この主張は実質面では部分的に正しいが、5月8日の提出を起点となる「最初」の申請として位置付けている点で誤解を招く。
要約

FinanceFeedsによると、グレースケールは5月8日、現物Zcash ETFを申請した。報道では、これは米国上場を目指す初のプライバシーコインETFとされている。提案されたファンドはZcashに連動する。Zcashは、オンチェーン上でウォレット情報や取引情報を秘匿できるプライバシー機能で知られる仮想通貨である。この申請に先立ち、Multicoin Capitalの共同創業者は、同投資会社が2月以降に大規模なZECポジションを構築してきたと述べており、この資産に対する機関投資家の関心の高まりを示している。

用語解説
  • 現物ETF: 原資産を直接保有する上場投資信託であり、投資家は自ら資産を購入・保管しなくても価格エクスポージャーを得られる。
  • Zcash: プライバシーに重点を置く仮想通貨で、暗号技術を用いてユーザーがブロックチェーン上の取引詳細を秘匿できるようにする。
  • プライバシーコイン: 送信者、受信者、または金額の情報を見えにくくすることで、取引データの追跡をより困難にするよう設計された仮想通貨の一種。