アリババは、現実の業務向け主力AIモデルとしてQwen 3.7-Maxも打ち出し、中国でNvidia製品への圧力が強まる中、企業向けAIインフラ全般の取り組みを一段と進めた。
アリババは、新たな人工知能チップ「Zhenwu M890」が前モデル比で3倍高速で、大容量メモリーの活用やシステム連携を必要とするAIエージェント向けに設計されたと説明した。Alibaba Cloud Summitでは、1ラックに128基のアクセラレーターを搭載したサーバーシステム「Panjiu AL128」も発表し、国内顧客はアリババクラウドのモデルプラットフォーム「Bailian」を通じて利用できるとした。アリババのチップ部門T-Headは、自動車や金融を含む20業種の400社超の顧客に56万個超のZhenwuチップを納入している。同社はQwen 3.7-Maxも発表し、新たな報告ではこれを現実の業務向けにおけるアリババの主力AIモデルと位置付け、複雑な業務の自動化や生産性向上、AI競争の激化につながる可能性があるとした。別件では、中国がNvidiaの中国向けRTX 5090D V2グラフィックスカードの通関手続きを停止し、同国における先端チップの供給制限が一段と強まっていると報じられた。