
ベネデット・ヴィーニャ最高経営責任者は新モデルを「本格的な技術プロジェクト」と位置付ける一方、フェラーリは今後もガソリン車とハイブリッド車をラインアップに維持するとした。
イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが価格$640,000の初の完全電気自動車「Luce」を公開したことを受け、同社株はミラノ証券取引所の前場で6.1%下落した。ローマでの発表は、これまで完全電気自動車は生産せず、ガソリンエンジンのハイブリッド車に注力するとしてきたイタリア・マラネロに本拠を置く同社にとって、大きな戦略転換を浮き彫りにした。ベネデット・ヴィーニャ最高経営責任者は、このモデルの開発に5年を要したと述べ、「本格的な技術プロジェクト」と位置付けた。フェラーリによれば、この車は各車輪にフェラーリ製の電動モーターを搭載し、0-60 mph加速は2.5秒という。また、長期的な修理対応と再販価値の維持を支えるため、部品は内製しているとした。公開後の反応は賛否が分かれ、批判は主に従来と異なるデザインに集中した。フェラーリのデザイン責任者フラビオ・マンゾーニは、そのスタイリングは賛否を呼ぶものの、時間の経過とともにより広く受け入れられる可能性があると述べた。ヴィーニャ氏は、このデザインは新技術の要件を反映したものだとし、フェラーリは今後もガソリン車とハイブリッド車の提供を継続すると付け加えた。