クオンティニュアム、米IPOで最大$1.05 billionを調達へ

クオンティニュアムは、損失拡大と政府支援収入への依存が同分野の商業化初期に伴うリスクを浮き彫りにする中、約$12.7 billionの評価額でティッカー「QNT」の下、ナスダック上場を計画している。

要約

クオンティニュアムは、1株当たり$45〜$50で株式を売り出し、最大$1.05 billionを調達し得る米IPOの条件を発表した。これは約$12.7 billionの評価額を意味する。ハネウェルが支援するこの量子コンピューティング企業は、ナスダックでティッカー「QNT」により上場する計画で、2025年9月の私募ラウンドで付与された$10 billionの評価額を上回る。同ラウンドでは、NvidiaのNVentures、Quanta Computer、JPモルガン・チェース、三井、Amgenを含む投資家から$600 millionを調達した。同社の2025年売上高は$30.9 millionと前年比35%増だったが、純損失は$144.1 millionから$192.6 millionに拡大した。2026年第1四半期には、売上高が前年同期比73%減の$5.2 millionとなる一方、純損失は$30 millionから$136.6 millionに増加した。2025年売上高のほぼ4分の3は、米国政府契約と日本の理化学研究所からのものだった。クオンティニュアムは、IBMやGoogleが採用する超伝導方式ではなく、電気的に制御されたイオンを量子ビットとして用いるトラップドイオン型量子コンピューターを開発している。

用語解説
  • IPO: 新規株式公開とは、企業が資金調達のために証券取引所で公募投資家に初めて株式を売り出すことである。
  • qubits: 量子ビットは量子情報の基本単位であり、古典計算におけるビットに相当するが、より複雑な状態を表現できる。
  • trapped-ion quantum computers: 電気的に制御されたイオンを量子ビットとして用いる量子コンピューティング方式であり、一部競合企業が採用する超伝導システムとは異なる。