
HYPGの手数料は0.29%で、Hyperliquidの勢いが強まるなか、HYPE連動型商品を巡る米市場の急成長分野に参入した。競合発行体は早期の市場シェア獲得を競っている。
グレースケールは、ティッカーシンボルHYPGでHyperliquidステーキングETFをナスダックに上場した。米国で上場するHYPE連動の上場投資商品としては1カ月足らずで3本目となり、手数料は0.29%と競合を下回る水準である。これは、5月12日にナスダックで手数料0.30%で上場した21SharesのTHYP、ならびに5月15日にニューヨーク証券取引所で上場し、当初は手数料0%の期間限定設定の後に0.34%へ移行するBitwiseのBHYPと比較して低い。 同ファンドはHYPEを保有しつつ、Hyperliquidのステーキングの仕組みに参加するよう設計されている。手数料と経費控除後のステーキング報酬はETFの純資産価値に組み入れられる。グレースケールは、2025年5月から2026年4月までを対象とするstakingrewards.comのデータに基づき、過去の平均ステーキング利回りは年率約2.2%だとした。 今回の上場は、ビットコインが軟調な一方でHYPEが過去最高値圏で推移するなかで実現した。HYPEは今週前半に76ドル近辺の過去最高値を付け、その後は72ドル前後で推移した一方、ビットコインは6万7000ドルを下回り、24時間で約3%下落した。 HYPE連動ETFにも需要が集まっている。THYPは上場以来約75%上昇し、BHYPも上場来で約60%上昇した。5月のHyperliquid連動ETFの累計純流入額は1億3200万ドル超に達した。 Hyperliquidは2024年に分散型の無期限先物取引所として立ち上がり、その後はスマートコントラクト、トークン化資産、さらに幅広いオンチェーン市場インフラへと事業領域を広げてきた。グレースケールによると、同プロトコルの2025年の売上高は約8億5700万ドルだった。このうち約99%がHYPEの買い戻しに充てられており、ネットワーク活動とトークン価値が連動する構造になっている。HYPEの時価総額は約161億ドルで、ドージコインを上回り、仮想通貨の時価総額順位で9位に入った。