
ETFの資金流出、大規模な清算、先物モメンタムの弱まりがビットコインへの下押し圧力を強めた。これに先立つボラティリティ指標も、市場ストレスの高まりを既に示していた。
ビットコインは6万ドル台半ばまで下落した後も上値の重い展開が続いた。米国の現物仮想通貨ETFからの大規模な資金流出、デリバティブ市場での大規模な清算、先物モメンタムの弱化が重なり、売りがなお終わっていないとの懸念が強まったためである。SoSoValueによると、6月2日の米国の現物ビットコインETFからは5億1900万ドルの資金が流出し、ブラックロックのIBIT、GBTC (Grayscale Bitcoin Trust)、フィデリティのFBTCで解約が大きかった。イーサリアム関連ファンドからも9015万ドルが流出し、累計純流入額は112億4000万ドルに縮小した。報道によると、24時間で13億3000万〜18億ドルのレバレッジ付き仮想通貨ポジションが清算され、その大半はロング側だった。アクセル・アドラー・ジュニアは、ビットコインのスロー・インパルス指標が-59、ファスト・インパルス指標が-90近辺まで低下したとし、30日ネット・テイカー出来高が約3カ月ぶりにマイナスへ転じたと指摘した。こうした圧力は、ビットコインが6%超下落して6万6000ドル付近に向かい、ビットコイン・ボラティリティ指数(BVIV)が19.9969%上昇して46.45%となったことを示す先行報道の後に強まった。これは短期的な価格変動への警戒が一段と高まったことを意味する。