BTC下落で、Strategyの含み損が110億ドル超に拡大

BTC下落で、Strategyの含み損が110億ドル超に拡大

BTCが6万ドル台前半に下落するなか、Strategyのビットコイン評価損は約110億7000万ドルに達した。ビットコインETFからの資金流出、清算の拡大、さらに開示された32BTCの売却が、仮想通貨財務戦略へのエクスポージャーを巡る監視を強めている。

BTC

ファクトチェック
発端となったSolanaFloorのX投稿(2026-06-03)では、72億3000万ドルの含み損、平均取得価格75,601ドル、現在価格67,146ドルが明示されている。Strategy自身が2026年5月30日付で提出したSEC(証券取引委員会)への8-Kでも、平均取得原価75,699ドルで843,706 BTCを保有していることが確認できる。(75,699 - 67,146)× 843,706 を計算すると約72億2000万ドルとなり、72億3000万ドルとの主張と整合する。BTCtreasuriesの投稿とOdailyの報道も同日、ビットコイン保有分で約73億ドルの損失が出ていると独立に裏付けている。わずかな差異は、日中の価格変動と、SEC(証券取引委員会)提出書類に記載された直近のBTC取引の計上時点の違いで説明できる。
要約

MicroStrategyとしても知られるStrategyは、仮想通貨市場全体の売りに伴ってビットコインが同社の平均取得単価75,601ドルを大きく下回ったことで、約110億7000万ドルの未実現損失に直面していた。こうした圧力は、同社が5月26日から5月31日にかけて1BTC当たり平均77,135ドルで32BTCを売却したと開示したことと重なった。後続報道では、この売却代金はSTRC優先株の配当支払いに充てられたとされた。市場下落の背景には、米国の現物ビットコインETFからの継続的な資金流出、大規模な清算、米国需要の弱さを示すシグナルがあり、PANewsがLookonchainのデータを引用した別報道では、Bitmine、SharpLink、Metaplanet、Forward Industriesなど他の仮想通貨保有企業でも巨額の含み損が示された。

用語解説
  • 未実現損失: 売却によって確定していない、帳簿上の資産価値の下落。
  • 米国の現物ビットコインETF: 投資家のためにビットコインを直接保有するファンド。
  • レバレッジのかかったビットコインエクスポージャー: 借り入れやその他のバランスシート上のレバレッジによって増幅されたビットコインポジションで、利益と損失の両方を拡大させ得るもの。