
新ファンド「Variant 4」は最も初期段階のプロジェクトを投資対象とし、仮想通貨プロトコル、開発者向けインフラ、デジタルID、AIネイティブなアプリケーションにまたがる「自律性」を投資テーマの中核に据える。
仮想通貨特化のベンチャー投資会社Variantは、可能な限り初期段階のスタートアップを対象とする新ファンド「Variant 4」に向けて2億2200万ドルを調達した。創業者のジェシー・ウォルデン氏は、同社が「自律性を拡大する」技術を軸に投資テーマを一段と明確化したと述べ、アクセス、知識、所有権の拡大を通じて利用者の主体性を高める市場、インフラ、アプリケーションを中心に戦略を位置付けた。このテーマは、イーサリアムやソラナを含むプロトコルへの過去の投資、Blockaidのような開発者向けインフラ、さらに新たなAI関連プロジェクトに及ぶ。ウォルデン氏は、エージェント型メモリのスタートアップHoncho、デジタルIDプロジェクトOctet、生成物の所有権とコンポーザビリティを支えるために設計された「エージェント向けクラウド」と同氏が表現するhere.nowへの最近の投資も挙げた。今回のファンド立ち上げは、FTX破綻後の低迷から仮想通貨ベンチャー投資が回復の兆しを見せる中で行われた。a16zやHaun Venturesも大型の新ファンドを調達しており、The Block Proのデータでは2026年第1四半期のVC投資額が44億1000万ドル、第2四半期もこれまでに16億3000万ドルに達している。