バンガードのS&P 500 ETFが、運用資産残高で1兆ドルを超えた初の上場投資信託(ETF)となった。ティッカーシンボルVOOで取引される同ファンドは、直近の取引日で17億ドルの純流入を集め、年初来では690億ドル超の資金を呼び込んだ。一方、S&P 500種株価指数は今年11%上昇し、過去最高値を繰り返し更新している。 この節目は、アクティブな銘柄選択に依存せず指数に連動するパッシブ運用の影響力拡大を示し、株式市場全体の資金配分を左右する役割が強まっていることを浮き彫りにする。同時に、1兆ドル級ETFの台頭が市場安定性のリスクを高め、アクティブ運用の存続可能性を一段と圧迫しかねないとの懸念も強めている。