
FRBの大半の地区は小幅から緩やかな成長を報告したが、個人消費の弱さ、鈍い雇用、根強い物価圧力が力強さを欠く拡大を示した。
米連邦準備制度のベージュブックは、米経済の基調が総じて安定しつつも勢いを欠いていることを示した。12地区のうち10地区が小幅から緩やかな成長を報告し、1地区は縮小、1地区は横ばいだった。人工知能に関連する投資が継続する一方で、個人消費の弱さ、鈍い雇用、高止まりする物価が指摘された。インフレ圧力は依然として強く、中東情勢に関連するエネルギー費用が要因として挙げられ、4月のインフレ率は3.5%から3.8%に上昇した。複数の地区は、AI導入が初級職の採用を鈍らせているとも報告しており、企業がコスト圧力に直面し続けるなか、労働市場の下位層で冷え込みが進んでいる兆候が示された。