Anthropic、NSAに未公開AI「Mythos」をサイバー作戦向けに導入

Anthropic、NSAに未公開AI「Mythos」をサイバー作戦向けに導入

Semaforは6月5日、NSAがAnthropicの非公開モデル「Mythos」を、防衛関連用途を含むサイバー業務に使用していると報じた。AnthropicはAIを悪用した脅威の高まりに警鐘を鳴らしている。

ファクトチェック
Anthropicの公式「Project Glasswing」ページは、Mythosがサイバー能力を備えた未公開の最先端モデルであり、米政府当局者との協議を認めていることを確認している。Demetri Sevastopulo氏とCristina Criddle氏によるFTのスクープは、NSAが攻撃的サイバー作戦でMythosを使用しており、Anthropicのエンジニアが同機関に常駐していると報じており、Crypto Briefingの続報でも裏付けられている。この主張の帰属先はFTのスクープとは異なりSemaforとされているが、差し止められているMythosモデルをNSAがサイバー業務に利用していること、そしてAnthropicがAIによる脅威について警告していることという実質的な事実は裏付けられている。
要約

6月5日のSemaforの報道によると、Anthropicは未公開のAIモデル「Mythos」をサイバー作戦に導入するため、米国家安全保障局(NSA)にエンジニアを常駐させているという。同モデルは、ソフトウェアの脆弱性を発見して悪用する能力が極めて高いことから一般公開を見送ったとされる一方、防御体制の構築を支援するため一部の機関には提供されたという。この開示により、Anthropicの広範なサイバーセキュリティ戦略に政府での実運用という新たな側面が加わった。AIが、より高度化し自律性を強めるサイバー脅威の中で一段と大きな役割を担っていると同社が警告する中での動きでもある。また、Anthropicと米政府の法的紛争のさなかに明らかになった。

用語解説
  • Mythos AI model: 機微なサイバーセキュリティ業務に使われているとされる、Anthropicの先進的な未公開AIシステム。
  • Cyber operations: 安全保障、情報収集、または攻撃・防御のサイバーセキュリティ目的でデジタルネットワーク上で実施される活動。
  • Software vulnerabilities: 防御のために特定されたり、攻撃で悪用されたりするソフトウェアやコード上の弱点。