
AI向け半導体売上高の見通しが市場予想に届かず、ブロードコムが下落したことで半導体株に売り圧力が広がった。一方、ダウは1.73%上昇して過去最高値で取引を終え、S&P500は0.41%上昇した。
米国株は高安まちまちで取引を終えた。決算発表後のブロードコム急落がハイテク株比率の高いナスダックの重しとなる一方、ダウ工業株30種平均は1.73%上昇して終値で過去最高を更新し、S&P500種株価指数は0.41%上昇、ナスダック総合指数は0.09%下落した。ブロードコムは、7月までの第3四半期AI半導体売上高見通しを160億ドル、通期のAIチップ売上高見通しを560億ドルと示したが、いずれも従来のアナリスト平均予想である172億ドル、576億ドルを下回り、6月4日から5日にかけて約12%〜16%下落した。ホック・タン最高経営責任者(CEO)は、AI需要により2028年までの事業可視性が確保されると述べ、2027年にAIチップを10ギガワット出荷する従来計画も改めて示した。市場全体の反応は一様ではなく、マイクロン、AMD、インテル、TSMC、アーム、アリスタ・ネットワークス、クラウドストライクも場面によって下落した一方、エヌビディアはその後約2%上昇し、アルファベットは3.68%高となった。テンパスAI、AeroVironment、マーベル、トゥイリオなど他のAI関連株も上昇した。VIXは引け時点で4.11%低下し、投資家がテクノロジー内で資金を入れ替えつつ、ヘルスケアや金融などのセクターへもシフトする中で、市場の変動性が落ち着いたことを示した。