Apyx FinanceのapxUSD、ビットコイン下落でSTRC裏付けのペッグが0.93ドルに低下

Apyx FinanceのapxUSD、ビットコイン下落でSTRC裏付けのペッグが0.93ドルに低下

Apyxは、6月4日の一時的なデペッグについて、市場変動時における法定通貨非連動かつ優先株裏付け型ステーブルコインの設計上のトレードオフを反映したものであり、想定外のシステム障害ではないと説明した。

BTC
MORPHO

ファクトチェック
複数の情報源が中核的な事実を確認している。CoinDeskは、ビットコインが63,000ドルを下回った2026年6月4日にデペッグして93セントとなったと報じ、Apyxはこれを優先株担保型ステーブルコインで想定された挙動だと擁護した。CryptoBriefingも約0.93ドルという水準とSTRC担保の設計を独自に裏付けている。Apyx自身のXでの声明(Office Hours #12)も、apxUSDのディスカウントを認めたうえで、その原因をSTRCのボラティリティにあるとし、この事象を失敗ではなく管理された設計上のトレードオフとして位置づけており、主張の構図と直接一致している。
要約

Apyx Financeのステーブルコイン「apxUSD」は6月4日水曜日、ビットコインが一時6万3000ドルを下回り、主な担保であるStrategyの優先株STRCが額面100ドルを下回って取引される中、一時0.93ドルまでデペッグした。Apyxは、この値動きは優先株を裏付けとする法定通貨非連動型ステーブルコインの設計上想定内だったとし、過剰担保、配当調整メカニズム、現金および短期米国債のバッファーを安全策として挙げた。今回の事例は、相場変動時に代替的な担保モデルが直面し得るリスクと不安定性を浮き彫りにした。一方でApyxは、中核市場であるapyUSD/apxUSDが主としてSTRCのスポット価格ではなく配当の積み上がりに依存しているため、Morphoでの清算が発生する可能性は低いとした。

用語解説
  • デペッグ: 意図された固定価格から乖離すること。この場合は米ドルからの乖離を指す。
  • 過剰担保: 発行されたトークンの価値を上回る裏付け資産を確保する仕組み。
  • Morphoでの清算: 担保が必要水準を満たさなくなった際に、Morphoのレンディングプロトコル上で行われる強制売却。