
トランプ大統領は雇用統計を「非常に強い」と評したが、予想を上回る雇用者数、米国債利回りの上昇、半導体セクターへの圧力が重なり、ナスダック主導の広範な下落となり、Marvell、Micron、ArmなどAI関連株に打撃が及んだ。
米国株は大幅安で取引を終えた。投資家が5月の雇用統計の上振れを米連邦準備制度の引き締め強化の可能性を高める材料と受け止めたためである。一方、トランプ大統領は統計を非常に強いと評価し、株価は下落ではなく上昇すべきだと主張した。ダウ工業株30種平均は1.35%下落、S&P 500種株価指数は2.64%安、ナスダック総合指数は4.18%安となり、VIX恐怖指数は39.68%急騰した。下げを主導したのは半導体株とAI関連株で、米上場の半導体メーカーの時価総額は約13億ドル失われ、フィラデルフィア半導体指数は10.3%下落して2020年3月以来最大の1日下落率となった。Broadcomは決算と見通しがAIチップへの高い期待に届かず7.9%下落した。ジェンスン・フアン選定銘柄とされた銘柄群ではMarvellが16.74%下落し、Micron、Arm、Nokia、Nebius、IREN、Teradyne、Ambarella、Intel、Coherent、Corning、Lumentum、CoreWeaveも大幅安となった。