
ブロックチェーン分析企業は、仮想通貨、とりわけステーブルコインが、年間換算で1億ドルを超えたと推定するペプチド取引の中核インフラになっていると指摘した。
Chainalysisが木曜日に公表した報告書によると、グレーマーケットにおけるペプチド販売は2026年第1四半期に3200万ドルに達し、前四半期の1200万ドルから159%増加した。ブロックチェーン分析企業である同社は、「ルックスマキシング」や「Make America Healthy Again」運動といったオンライン上の潮流が、かつてはニッチだった市場の一般化を後押しするなか、適応外使用のペプチド需要は年間換算で1億ドルを超える水準に達したと述べた。 Chainalysisによると、この分野では決済手段として仮想通貨の採用が進んでおり、大手ベンダーはサプライチェーン取引の管理でビットコインとステーブルコインに大きく依存している。報告書では、1回の入金当たり平均1000ドル以上を受け取る供給業者はステーブルコインに偏る傾向があり、これが仮想通貨価格の変動リスクの低減に役立っている可能性があるとした。さらに、従来の銀行網から排除されがちな中国の化学メーカーを含む多くの有力ベンダーが、オンチェーン金融でより専門化された手法を示していると付け加えた。 報告書は安全性への懸念も強調した。仮想通貨でペプチドを購入する買い手が増える一方、化学純度試験への支出は買い手1人当たりで減少しているようである。Chainalysisによると、中国からペプチドを購入するウォレットは、チェコの独立系化学純度試験会社Janoshikとも取引している場合が多かったが、買い手の急増でJanoshikの検査件数自体は過去最多となる一方、検査支出は買い手1人当たり推定88%減のわずか8ドルまで落ち込んだ。 Chainalysisはさらに、フェンタニルやその他薬物の販売で非難されている一部組織が、ペプチド市場に参入しているようだと指摘した。同社は、越境型麻薬カルテルとの関係が疑われると説明するShanghai Sigma Audleyについて、ペプチドに移行する前にフェンタニル前駆体の販売から少なくとも100万ドル相当のビットコインと359万ドルのステーブルコインを受け取っていたとした。同社は、この市場が無規制の医薬品にも仮想通貨にも不慣れな買い手をしばしば標的にしていると述べた。