モルガン・スタンレー、SpaceXの2040年売上高は3.4兆ドル到達も

ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた投資家向け資料によると、SpaceXは2025年に187億ドルの売上高と49億ドルの損失を計上した一方、成長の大半をAIが牽引する見通しである。

要約

モルガン・スタンレーは投資家向け分析で、人工知能が長期成長の中核になる中、SpaceXの売上高が2040年までに3.4兆ドル、調整後EBITDAが2.7兆ドル超に達する可能性があると示した。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同行は2025年に32億ドルの売上高を生んだSpaceXのAI部門が、2030年までに1900億ドル近くへ拡大し、同社最大の事業になるとみている。計画中のIPOに関与するゴールドマン・サックスは、AIの寄与が2030年までに3220億ドル近くに達するとの、さらに強気の見通しを示し、売上高全体は4740億ドル、調整後EBITDAは3520億ドルに達すると予測した。こうした予測はSpaceXの足元の財務内容と鮮明な対照をなす。売上高は2024年の140億ドルから2025年には187億ドルへ33%増加した一方、純利益は7億9100万ドルの黒字から49億ドルの赤字へ転落しており、衛星網とAIインフラへの巨額投資が重荷となっている。

用語解説
  • 調整後EBITDA: 利払い、税金、減価償却費、償却費を除外した収益性指標で、事業の稼ぐ力を測る際によく用いられる。
  • 人工知能: ソフトウエアやシステムが、人間の推論、学習、予測に関わる作業を実行できるようにする技術。
  • IPO: 新規株式公開。未上場企業が初めて株式を公開市場の投資家に売り出すこと。