
5月の米雇用統計が予想を上回ったことを受け、ゴールドマンはFRBが今年利下げするとの見方を取り下げ、想定する最後の2回の利下げ時期を2027年6月と12月に後ろ倒しした。一方で、来年に2回の利下げがあるとの基本シナリオは維持しつつ、その確率を引き下げた。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは6月8日、5月の米雇用統計が予想を上回り労働市場の強さを裏付けたことを受け、米連邦準備制度が今年利下げするとの見通しを撤回した。同行は想定する最後の2回の利下げ時期を、従来の2026年12月と2027年3月から2027年6月と2027年12月へ変更した。一方で、来年に25ベーシスポイントの利下げを2回実施する基本シナリオは維持したが、その確率は40%から30%へ引き下げた。さらに、2024年の米失業率予想も4.6%から4.4%へ下方修正した。この見直しは、金融引き締め的な環境がより長く続く可能性を示しており、流動性を圧迫し、仮想通貨を含むリスク感応度の高い資産の重荷となり得る。