SpaceXのIPO前市場に乖離、BybitとバイナンスがSPCXへのアクセス拡大

SpaceXのIPO前市場に乖離、BybitとバイナンスがSPCXへのアクセス拡大

報じられている2026年6月12日の上場を前に、SpaceX関連の価格形成は分裂した状態が続いた。一方、Bybit、Binance Wallet、Binance Stocksは、トークン化された申込手続きや、IPO価格発見時に約定せず待機するプレオープン注文を含む初回の1株単位売買ルールの詳細を示した。

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ファクトチェック
いずれの定量的主張も裏付けられている。Reuters(一次情報、2026年6月9日)は、IPO需要が計画していた750億ドルの募集額に対して2500億ドル超に達し、応募倍率は3.5〜4倍だったと確認している。BlockBeatsの速報350229は、Trade.xyzのSPCXが155.7ドルまで下落し、示唆時価総額が初めて2兆ドルを下回ったと伝えた。速報350296は、価格が約154ドル、示唆時価総額が約1.83兆ドルと明記しており、「1株154ドル」「時価総額1.8兆ドル」との主張と整合する。Crypto.newsとBlockBeatsの350456も、750億ドルの調達額に対し2500億ドル超の需要があったことをそれぞれ確認している。小さな留意点として、示唆時価総額はTrade.xyzが用いる発行済み株式数の前提に依存し、約154ドルという価格は2兆ドル割れの水準として示されている一方、正確な「1.8兆ドル」は公式公表値ではなく導出値である。
要約

報じられている2026年6月12日の市場デビューを前に、6月9日から12日にかけてSpaceX関連の取引価格は取引所ごとに大きく分散した。一方、Bybitとバイナンスは、xStocksベースの申込やBinance Stocksでの取引を通じてアクセスを拡大した。Trade.xyzのSPCXは6月9日に約154ドルまで下落した後、6月10日に158.69ドルへ反発し、評価額はおよそ1兆8300億ドルから1兆8800億ドルを示唆した。一方、BlockBeatsは、バイナンスのSpaceXプレマーケット契約が173.53ドルとなり、Trade.xyzに対して9.35%のプレミアムで取引されたと報じた。Talosによると、SpaceXの永久先物はIPO価格135ドルに対して約155ドルで取引され、Hyperliquid、バイナンス、OKXにおける建玉は3億8500万ドル超、累計出来高は27億ドルに達した。Bybitは、xStocksベースのSpaceXトークンの申込受付を6月11日まで実施し、割当は6月11日から12日、現物取引は6月12日に開始予定だとした。Binance Walletも別途、BackedがxStocks経由で発行するSPCXxについて、対象ユーザーが2026年6月11日から6月12日まで申込可能だと発表した。最低申込額は100 USDC、参考価格は約135 USDCで、上限は段階制で最大500,000 USDCとなる。Binance Stocksは、銘柄コードSPCXのSpaceX株について、1株単位の指値注文取引を6月12日09:05 UTCに開始するとした。IPOの価格発見中はプレオープン注文を受け付けるが約定はせず待機扱いとなる。初日の取引は6月12日20:00 UTCに終了し、通常取引は6月15日13:30 UTCに再開する。これらトークン化商品の保有者は経済的エクスポージャーのみを得るため、議決権、配当、直接的な所有権、SpaceXに対する請求権は持たない。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは別途、上場後にSpaceXをS&P Total Market IndexとDow Jones U.S. Total Stock Market Indexへより迅速に組み入れる可能性があるとした。これら指数向けの浮動株基準を緩和したためであり、S&P 500の基準は変更していない。

用語解説
  • IPO前市場: 企業の株式が正式に上場される前に、その企業へのエクスポージャーを投資家が売買する市場。
  • xStocks: 原資産株式または発行体が保有する株式エクスポージャーに裏付けられたトークン化株式商品向けのプラットフォーム。
  • IPO価格発見: 株式の初期市場価格を決定するプロセス。