FDICのステーブルコイン発行体提案、意見募集が6月9日に終了

FDICのステーブルコイン発行体提案、意見募集が6月9日に終了

草案は決済用ステーブルコインを保険対象預金と見なさず、保有者へのFDICのパススルー保護を否定したほか、Paradigmは第三者によるステーブルコイン連動報酬の制限撤廃を求める意見を提出した。

ファクトチェック
3つの主張の構成要素はすべて一次資料で確認できる。官報告示(2026-06974)は、意見募集の締切日が2026年6月9日であること、および提案された§330.11(a)(3)の扱いとして、ステーブルコイン保有者へのパススルー保険を認めず、準備金は法人預金者としてのPPSIに対してのみ保険が適用されることを確認している。Paradigm自身の公表資料でも、2026年6月9日付の意見書で、FDICには第三者による利回り・報酬の支払いを禁止する権限がないと主張しており、これはcrypto.newsの報道内容と一致することが確認できる。
要約

米預金保険公社(FDIC)は6月9日、ステーブルコイン発行体に関する提案枠組みの意見募集を締め切った。草案では、決済用ステーブルコインは保険対象預金として扱われず、準備資産が保険対象預金に該当し得るのは発行体の法人預金として保有される場合に限られ、トークン保有者にはFDICのパススルー保護は及ばないとした。さらに、流動性、カストディ、分別管理に関する要件を定め、単一機関へのエクスポージャー上限を40%に設定した。意見書で仮想通貨投資会社Paradigmは、第三者企業によるステーブルコイン連動の報酬提供を制限し得る条項の削除をFDICに求め、この枠組みが非発行体の事業モデルにどこまで影響すべきかを巡る議論を浮き彫りにした。

用語解説
  • 決済用ステーブルコイン: 決済向けに設計されたデジタルトークン。
  • FDICのパススルー保護: 口座名義人だけでなく、その背後にいる顧客にも預金保険を拡張して適用する仕組み。
  • 準備資産: ステーブルコインの償還を裏付ける資産。