ロイターが102人のエコノミストを対象に実施した調査とJPMorganのデビッド・ケリー氏の見解は、6月の利下げがないことを示しており、根強いインフレと財政を巡る不透明感が2026年までFRBの政策を引き締め的に保つとの見方が示された。
ロイターの調査では、エコノミストの大半が、インフレの根強さを背景に、米連邦準備制度が2026年末まで政策金利を3.50%〜3.75%に据え置くと見込んでいる。6月4日から6月9日に実施された102人のエコノミスト調査では、72人が2026年末まで同水準が維持されると回答した。また、ケビン・ウォーシュ議長就任後初となる6月16〜17日のFOMC (Federal Open Market Committee)会合後の利下げを見込む回答はなかった。JPMorganのデビッド・ケリー氏も、当局者がインフレと財政を巡る不透明感を見極める中、慎重姿勢を理由に6月会合でFRBが金利を据え置く公算が大きいと述べた。高止まりする金利は成長を抑制し、仮想通貨のような高リスク資産への選好を弱め、デジタル資産のトレーダーは政策見通しに連動する流動性とボラティリティに注目する展開となる可能性がある。