Founders Fund、前回調達から2年足らずで60億ドルのグロースファンドを模索

大型AI資金調達が資金を従来想定より速く吸収し、ベンチャー投資の分配も低迷するなか、Founders FundやThrive Capitalなどは投資家への再アプローチを前倒ししているとBeatingは報じた。

要約

Founders Fundは、前回の調達から2年足らずで新たに60億ドルのグロースファンドの組成に着手した。大型AI案件が想定以上の速さで資金を吸収していることを受け、ベンチャーキャピタル業界全体で資金調達の在り方が変化していることの一環である。Beatingによれば、Founders FundやThrive Capitalなどは、従来2〜3年だった資金調達サイクルを2年未満へと短縮している。Founders Fundは昨年46億ドルを調達し、その大半をOpenAIやAnthropicを含む7社にすでに投じた。1件当たりの平均投資額は約6億ドルに達する。Beatingが引用したCartaのデータでは、ベンチャーDPIは依然として歴史的低水準付近にあり、投資家への現金分配の弱さと、高額なAIラウンドへのより速い資金投入が衝突している実態が浮き彫りになっている。

用語解説
  • グロースファンド: 通常、より多額の資金を必要とするレイターステージの未上場企業に重点を置く投資ビークル。
  • ベンチャーDPI: 払い込み済み資本に対する分配額を示す指標で、ベンチャーファンドが投資家の拠出額に対してどれだけの現金を返したかを測るもの。
  • レイターステージのグロース投資: 事業拡大段階にある、より成熟した未上場企業に対する資金調達ラウンドで、より大きな金額を調達することが多い。