モルガン・スタンレー、2027年のCPO出荷見通しは弱含み支持もNVIDIAの800V DCは2026年に予定通り

同行は、短期的なコパッケージド・オプティクスの数量が市場予想を下回る可能性を認めた一方、サプライチェーン調査に基づき、800Vキャビネットの投入時期は2028年への遅れではなく2026年後半との見方を示した。

要約

モルガン・スタンレーは、コパッケージド・オプティクス(CPO)の短期的な数量が市場予想に届かない可能性があるとし、2027年需要に弱さを見込むSemiAnalysisの見方と一致した一方、NVIDIAの800V DCロードマップが2028年にずれ込んだとの見方には異を唱えた。同行は、2027年の世界の光エンジン出荷台数は600万〜700万台にとどまり、市場全体の予想である2000万〜3000万台を下回る可能性が高いとした。同時に、サプライチェーン調査は800Vキャビネットが2026年後半の予定通りであることを示しており、Nvidiaは2026年第3四半期の準備完了を目標とし、Deltaは2026年第4四半期に初号製品を納入する見込みだと述べた。今回の更新により、AIデータセンターのインフラを巡る見方の相違が鮮明になった。光学需要は期待ほど速く立ち上がらない可能性がある一方、高電圧電力システムはなお早期のスケジュールで導入される可能性がある。

用語解説
  • CPO: スイッチングチップの近傍に光学部品を統合し、帯域幅と電力効率の向上を図るコパッケージド・オプティクス。
  • 800V DC: より大規模で高電力密度のAIシステム対応を目的とした、データセンター向け800ボルト直流給電方式。
  • optical-engine shipments: ネットワーク機器向けに出荷される光モジュールまたは光エンジンの数量で、想定導入需要を測る指標として用いられることが多い。