オラクル、2025年度第4四半期予想を上回るも時間外で株安

オラクル、2025年度第4四半期予想を上回るも時間外で株安

オラクルは四半期決算が市場予想を上回り、見通しも引き上げたが、投資家は想定以上のAIインフラ支出やキャッシュフローへの圧力、2027年度の設備投資計画、報じられた資金調達計画に注目し、株価は下落した。

ファクトチェック
オラクルの公式PR NewswireリリースとCNBCはいずれも中核的な主張を確認している。第4四半期売上高(192億ドル、21%増)と利益(非GAAPベースのEPSは2.11ドル、予想2.03ドル)が市場予想を上回り、2027年度のEPS見通しは8.05ドルに引き上げられた。一方、2027年度の売上高目標900億ドルは据え置かれた。OCIの成長(93%増)、AIバックログ、RPO(6380億ドル、363%増)が主な焦点であった。時間外取引で株価は下落した。crypto.newsと見出しは5%、CNBCは7%としており、下落率に軽微な相違はあるものの、主張の実質を損なうものではない。
要約

オラクルは6月10日の米市場終了後に発表した2025年度第4四半期決算で、売上高と調整後利益がアナリスト予想を上回った。通期の利益見通しも引き上げ、2027年度の売上高目標は維持した。もっとも、好決算にもかかわらず、投資家が想定以上のAIインフラ支出、フリーキャッシュフローへの圧力、売上計上時期、短期的な利益率、さらに市場予想を上回る2027年度の設備投資計画を見極めるなか、オラクル株は時間外取引で下落し、プレマーケットでも10%超安となった。別の報道では、オラクルが約200億ドルの資金調達を検討しているとされ、負債増加への懸念や幅広いリスク回避姿勢がハイテク株の重しとなり、仮想通貨市場にも波及したと伝えられた。

用語解説
  • OCI: Oracle Cloud Infrastructureを指す、同社のクラウドコンピューティング基盤。
  • RPO: 残存履行義務。今後認識される契約済み売上高を指す。
  • capital expenditure: 長期資産に対する企業の支出。