
2023年以来初の欧州中央銀行の利上げで中銀預金金利は2.25%に引き上げられ、ピーター・カジミール氏ら政策当局者は、2026年の成長見通しが弱含む中でも、インフレリスクにより追加引き締めが必要となる可能性を示した。
欧州中央銀行は6月11日、3つの主要政策金利をすべて25ベーシスポイント引き上げ、中銀預金金利を2.25%とした。2023年以来初の利上げであり、先行する緩和局面を経て金融政策が再び引き締め方向に戻ることを示唆した。欧州中央銀行は、中東紛争に伴うエネルギーコスト上昇が一因となってユーロ圏全体でインフレ圧力が広がっていると説明し、ピーター・カジミール氏を含む政策当局者は、なお追加利上げが必要になる可能性があると示した。引き締め姿勢の強化により借り入れコストの上昇が見込まれ、2026年のユーロ圏成長を鈍化させ、企業収益を圧迫し、市場変動性を高める可能性がある。