
この提携により、クラーケンは48チーム制に拡大された大会全体で世界的な発信基盤を得ることになる。FTX破綻後のスポンサー契約縮小を経て、仮想通貨企業が主要スポーツマーケティングに慎重に復帰する流れを映す。
クラーケンは、FIFAワールドカップ2026の公式仮想通貨取引所サポーターに就任したと発表した。大手仮想通貨企業によるグローバルなスポーツマーケティングへの本格回帰を示す動きとなる。同社によると、この提携は北米と欧州のサッカーファンに向けて、デジタル資産の普及、教育、ブランド認知の向上を図ることを目的としている。 2026年大会は、カナダ、メキシコ、米国の16開催都市で48チーム、104試合を実施する史上最大のワールドカップとなる見通しである。クラーケンは、世界の累計視聴者数が60億人に達するとの予測を示した。大会は2026年6月11日に開幕し、7月19日まで開催される。 この契約が際立つのは、2021年から2022年にかけての業界のマーケティング拡大局面とFTX破綻を経て、仮想通貨業界のスポンサー活動が冷え込んでいたためである。クラーケンは今回のワールドカップ提携を、単なる露出拡大策ではなく、信頼と教育を重視した取り組みとして位置付けている。同社はさらに、トッテナム・ホットスパーFC、アトレティコ・マドリード、ウィリアムズ・レーシングF1チームとの既存のスポーツ提携にも言及し、今回のワールドカップ契約が、世界的スポーツを通じて一般層への到達を広げる戦略の延長線上にあることを示唆した。