コインベースがAI取引向けエージェント口座を開始、決済とポートフォリオ自動化に対応

コインベースがAI取引向けエージェント口座を開始、決済とポートフォリオ自動化に対応

「Coinbase for Agents」が稼働を開始した。AIエージェント専用の分離口座、権限ベースの管理機能、x402を通じたUSDC決済対応を備え、6月16日に予定するシステム更新を前に提供を始めた。

USDC
NEAR

ファクトチェック
Coinbaseの公式ブログ記事「Coinbase for Agents: Your AI Agent Can Now Trade and Pay with Coinbase」は、Coinbase for AgentsのMCP版とCLI版の提供開始を直接確認しており、AIエージェントがユーザー管理下の制限内で取引、支払い、ワークフロー実行を行えることを示している。The BlockとCoinbaseの開発者向けドキュメントも、CLI/MCPでの提供と、取引・支払い・自動化機能を裏付けている。MCPはClaudeやChatGPTなどのAIクライアントが採用する標準プロトコルであり、これらのシステムとの接続に関する主張も支持している。主張の中核要素はすべて一次情報で検証されている。
要約

コインベースは、AIエージェントにユーザー口座への直接アクセスを付与し、ポジション分析、売買戦略の実行、ポートフォリオのリバランス、サービス料金の支払いをユーザーが設定した範囲内で行えるプラットフォーム「Coinbase for Agents」を立ち上げた。現在すでに稼働しており、ユーザーはAIエージェント向けに個別口座を作成し、権限設定とリスク管理ルールの下で売買や資産運用を自動化できるという。Webベースのツール向けにはModel Context Protocol統合を通じてOpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeなどのAIアシスタントと接続し、別途用意したコマンドラインインターフェースではClaude Code、OpenAI Codex、Hermes Agentといったターミナル環境をサポートする。エージェントはCoinbase Advancedを通じて稼働し、提供開始時点ではコインベースの現物仮想通貨市場とデリバティブ市場で取引でき、今後は株式と予測市場にも対応する計画である。決済面では、AWS、Anthropic、Circle、Nearと共同開発したオープンプロトコルx402を採用しており、今後数週間以内に「Coinbase for Agents」内でUSDC残高による支払いが可能になる見通しである。コインベースは6月16日に、決済機能とエージェント機能を拡張するシステム更新も予定している。自律型の仮想通貨ツールを巡るセキュリティーリスクが依然として高く、AIエージェント市場全体も拡大する中、同社は支出上限、取引制限、利用サービス制限を備えた分離ポートフォリオ内にエージェントを閉じ込められる点を強調している。

用語解説
  • Model Context Protocol: AIアシスタントがWeb上の外部ツールやサービスに接続できるようにするフレームワーク。
  • Coinbase Advanced: 市場分析と取引執行に用いるコインベースのプロ向け取引プラットフォーム。
  • x402: ソフトウエアエージェントがデジタルサービスの料金を自動で支払えるよう設計されたオープンプロトコル。