初回発行では100超の口座からピーク時に約240億香港ドルの注文を集め、香港金融管理局のCMU分散型台帳プラットフォーム上で3営業日で決済した。
香港住宅ローン公社(HKMC)は、初の公募デジタル債の発行条件を約120億香港ドルで決定した。今回の売り出しは、これまでで世界最大のデジタル債発行とされ、HKMCは香港で初めてデジタル債を発行した国有機関となった。発行内容は、2年債60億香港ドル、5年債25億香港ドル、3年物オフショア人民元債30億CNHで構成され、5年債はこれまでで最長年限の香港ドル建てデジタル債とされた。各債券は香港金融管理局の中央債券決済システム(CMU)の分散型台帳プラットフォームを通じて発行され、通常5営業日かかる決済期間を3営業日に短縮し、EuroclearとClearstreamとの接続を通じて投資家が保有分にアクセスできるようにした。需要はピーク時に100超の口座から約240億香港ドルに達し、国際開発金融機関、中央銀行、銀行、保険会社、資産運用会社が参加したほか、中国本土の投資家も南向き債券通を通じて参加した。この案件は、決済迅速化とコスト削減を狙い、公共部門や銀行の発行体がトークン化債券の実証を進める広範な流れに加わるものとなる。