スペースX株、IPO価格上回る初値で始動 マスク氏が月・火星目標を改めて強調

スペースX株、IPO価格上回る初値で始動 マスク氏が月・火星目標を改めて強調

スペースX株はナスダックでの価格発見が乱高下するなか、IPO価格135ドルに対し150ドルで取引を開始した。その後の報道では、株価は30%超上昇して過去最高値を更新し、時価総額は約2.3兆ドルに達したとされた。

ファクトチェック
Reuters、CNBC、NBC、NPRは、IPO価格が135ドルで、6月12日にナスダックへ上場したことを確認している。CoinDeskは、株価が160ドル超で取引され、始値は162ドルで20%上昇したと確認している。NYTのライブ報道は、価格発見が不安定だったことに加え、IPO前にティッカーの混同で急騰していたVirgin Galactic(SPCE)が約23%下落したこと、さらにマスク氏の資産(世界初の兆万長者)への注目が一段と高まったことを確認している。175ドルという水準は、アナリスト目標株価(Wolfe Research)とも整合する。主張の主要要素はすべて、権威ある一次情報源によって裏付けられている。
要約

スペースX株は6月13日、IPO価格135ドルを上回る150ドルで取引を開始した。ナスダックでの価格発見では、寄り付き予想が175ドルまで上昇した後、150ドルまで低下する場面があり、その後株価は160ドル超でも推移した。今回の上場では、評価額1.765兆ドルで750億ドルを調達した。その後の投稿では、株価が30%超急騰して過去最高値を更新し、時価総額は約2.3兆ドルに達したとされ、これが事実ならスペースXは世界6位の上場企業になるとしている。ナスダックのベルリンギング式典後、イーロン・マスクはテキサス州スターべースからリモートで登壇し、人類を月と火星へ送るというスペースXの長期目標を改めて示したほか、スターシップ、スターリンク、さらには宇宙AIデータセンターといった長期構想にも言及した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーがそれぞれ約1億ドルの引受手数料を受け取る可能性があると報じた。一方、ブルームバーグ・ビリオネア指数に基づく報道では、上場後にマスク氏の純資産が1兆ドルを超えたとされた。別の主張として、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーがそれぞれ150億ドル分のIPO株を割り当てたとの情報もあったが、入手可能な報道では確認できていない。

用語解説
  • 価格発見: 取引所での注文付け合わせを通じて寄り付きの市場価格を決定するプロセス。
  • ロックアップ: 上場後の一定期間、特定の株主による株式売却が制限される期間。
  • スターシップ: スペースXの打ち上げシステムで、大規模な貨物輸送や有人宇宙飛行向けに設計されており、月・火星ミッションも想定している。