
スペインのCNMVは、6月30日以降に事業を継続できるのは認可を受けた暗号資産サービスプロバイダーのみだとした。一方、フランスのAMFは、2026年7月1日以降にMiCAライセンスなしでEU顧客にサービスを提供した場合、刑事罰の対象となる可能性があると警告した。
欧州連合(EU)のMiCA移行猶予期間は2026年6月30日で終了する見通しで、7月1日以降は仮想通貨企業が従来の各国制度に依拠してEU顧客にサービスを提供できなくなる。スペインのCNMVは、期限後も事業を継続できるのは認可済みの暗号資産サービスプロバイダーに限られるとし、投資家に対してライセンス取得を完了していない企業を避けるよう呼びかけた。フランスのAMFは、期限後に無認可で事業を続ければ、最長2年の禁錮刑と3万ユーロの罰金が科される刑事犯罪に当たる可能性があると警告した。2026年5月時点でMiCAライセンスを取得した企業は194社にとどまり、2024年に登録されていた3,000社超を大きく下回る。Hogan Lovellsは、この差から既存事業者の約75%が市場から退出する可能性があると指摘した。別途、ATH21の最高経営責任者(CEO)であるクリス・カラスコサ氏は、期限まで残り15日の時点で、ライセンスを取得したVASPは半数未満だったと述べた。