
日銀は25ベーシスポイント引き上げて政策金利を1%とし、超緩和政策からの転換をさらに進めた。一方、円安やキャリートレード、世界の資金調達環境への注目が高まる中でも、仮想通貨価格の即時反応は限定的だった。
日銀は6月16日、短期政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、0.75%から1.00%とした。政策金利が31年ぶりの高水準となり、1%到達は1995年以来初めてである。今回の決定は3会合連続の据え置き後に市場予想通り実施され、長年続いた超緩和的な金融政策からのさらなる転換を示した。投資家は、円相場や日本国債利回り、世界の資本フロー、円キャリートレードへの影響を注視していた。こうした動きはレバレッジ解消を通じて仮想通貨を含む広範なリスク資産に波及し得るためである。ただ、発表後のデジタル資産価格に目立った反応はなく、市場参加者は今回の決定を広範なボラティリティの直接的な引き金とはみなさなかったことが示唆された。