
G7の中央銀行は、暗号を解読する量子マシンが10年以内に出現する可能性があると警告した。一方、エビアン・サミットに集うG7首脳は、金融分野におけるAIのリスクと機会、ならびに国際協調の強化を協議する見通しである。
G7中央銀行の量子技術作業部会は初の公開報告書で、量子コンピューティングが世界の金融システムと既存の暗号に重大なリスクをもたらし得るとし、暗号解読マシンが10年以内に出現する可能性が高いと指摘した。2025年に設立され、フランス銀行とカナダ銀行が主導する同部会は、金融機関に対し、暗号資産の棚卸し、耐量子計算機暗号への移行、協調の強化を促した。これとは別に、エビアン・サミットに出席するG7首脳は、金融における人工知能の機会とリスクについて協議する見通しで、金融安定、イノベーション、ガバナンスへの潜在的な影響も議題となる。