Trezor幹部、530億ドルの現物ビットコインETFがセルフカストディを脅かすと警告

Trezor幹部、530億ドルの現物ビットコインETFがセルフカストディを脅かすと警告

ダニー・サンダース氏は、米国の現物ビットコインETFへの依存拡大がビットコインのセルフカストディという理念を弱めるリスクがあると指摘し、仮想通貨ユーザーのうち資産を直接保有しているのは約10%にとどまり、ハードウェアウォレットの利用者は1200万〜1300万人に過ぎないと述べた。

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ファクトチェック
The Blockの一次情報は、この主張のあらゆる具体的要素を直接裏付けている。すなわち、ダニー・サンダース(Trezor幹部)が、米国の現物ビットコインETFへの依存拡大はビットコインの自己保管という理念を弱める恐れがあると警告した点、ETFの規模が530億ドルである点、自己保管の比率が約10%である点、そしてハードウェアウォレットの利用者数が1200万〜1300万人である点である。SatoshiLabs(Trezorの親会社)も、サンダースが幹部職にあることを確認している。唯一の小さな相違は、彼の正確な肩書が報道機関によってChief Commercial OfficerとCOOで分かれている点だが、主張の本質には影響しない。
    参考12
要約

Trezorの最高商務責任者ダニー・サンダース氏は、2024年初頭の立ち上げ以降に米国の現物ビットコインETFへ流入した530億ドル超は、仲介業者への投資家の依存が強まっていることを示しており、ビットコインの中核原則であるセルフカストディを弱めかねないと述べた。サンダース氏はBTC PragueでThe Blockの取材に対し、世界の仮想通貨利用者は約6億人に達する一方、資産をセルフカストディしているのは約10%にとどまり、ハードウェアウォレット利用者はわずか1200万〜1300万人だと語った。また、ETFによるエクスポージャーをビットコインへの標準的なアクセス手段にするのではなく、ウォレットの使い勝手や教育、バックアップ体制の改善を業界として進めるべきだと主張した。

用語解説
  • セルフカストディ: 仲介業者を介さず、自身の秘密鍵で仮想通貨を直接保有・管理すること。
  • ハードウェアウォレット: 秘密鍵をオフラインで保管するための物理デバイス。
  • 現物ビットコインETF: ビットコイン価格に連動し、証券取引所で売買される上場投資信託。