4650億ドルを運用する投資家を対象とした6月5〜11日の調査では、テクノロジーに対する慎重姿勢の強まりも示された。80%が世界の半導体株のロングを最も過密な取引とし、相場変動が拡大する余地を示唆した。
バンク・オブ・アメリカが6月5〜11日に実施した調査によると、ファンドマネジャーの多くは人工知能(AI)サイクルがなお拡大局面にあるとみている一方、半導体株へのポジション集中を巡って、その取引が反転にどれほど脆弱かへの懸念が高まっていることが示された。調査では、回答者の56%が現在のAIサイクルを「ブーム」局面と表現し、21%が「熱狂」、9%が「利益確定」と答えた。調査対象は4650億ドルを運用する投資家である。あわせて、テクノロジー株に対するより慎重な姿勢も示された。80%が世界の半導体株のロングを最も過密な取引と指摘し、テクノロジー株をオーバーウエートとしているマネジャーの比率は33%から26%に低下した。ファンドマネジャーの間で半導体取引の人気が高いことは、何らかの悪材料が出た場合に急激な売りを誘発し、相場変動を高める可能性を示している。