異例の湾岸原油移送網、5月初旬から約9000万バレルを移送

ロイターは、ホルムズ海峡の緊張が高まる中、少なくとも116隻のタンカーがフジャイラとソハール周辺で船舶間輸送を実施した可能性があると報じた。一方、米国防総省は、CENTCOMは沿岸近くでの移送に関与していないと述べた。

要約

ロイターによると、ホルムズ海峡の緊張とイランによる封鎖を背景に、異例の原油の船舶間輸送ネットワークが2026年5月初旬に始動した。少なくとも116隻のタンカーが、アラブ首長国連邦のフジャイラおよびオマーンのソハール周辺での移送活動を通じて約9000万バレルを動かした可能性があり、主要なエネルギーの要衝を迂回しつつ原油の流れを維持する狙いを示している。米国防総省は、CENTCOM部隊は沿岸近くでの船舶間輸送に関与していないと説明し、従来の米軍監督下の取り組みとする見方は修正された。

用語解説
  • 原油の船舶間輸送ネットワーク: 港湾ターミナルを介さず、海上でタンカー間に石油貨物を直接移送する仕組み。
  • ホルムズ海峡: 海上石油輸出の主要ルートの1つである、湾岸の狭い海峡。
  • イランによる封鎖: イランに関連する海上交通の妨害で、海運や地域のエネルギーフローを混乱させ得るもの。