米住宅着工件数、5月は15.4%減で2020年以来の低水準

米住宅着工件数、5月は15.4%減で2020年以来の低水準

5月の新築住宅建設は年率換算118万戸に減少し、4月分も下方修正された。一方、建設許可件数は小幅に増加し、足元の建設活動の弱さと将来の供給計画の底堅さが併存することを示した。

ファクトチェック
中核的な主張は、米国勢調査局の公式発表(CB26-102)で確認できる。2026年5月の住宅着工件数は季節調整済み年率換算で117万7000戸(約118万戸)となり、下方改定された4月の数値から15.4%減少した。全米住宅建設業協会(NAHB)とモーゲージ・デイリー・ニュース(MDM)によれば、2020年5月以来の低水準である。唯一のニュアンスは建築許可件数に関する記述で、全体の建築許可件数は0.7%の小幅減だった一方、一戸建て住宅の許可件数は0.6%の小幅増だった。「許可件数はやや増加した」との表現は一戸建て部門に限れば正確だが、全体についてはやや不正確である。ただし、15.4%の減少、約118万戸のペース、2020年以来の低水準、4月分の下方改定という主要な数値はすべて正確である。
要約

米住宅着工件数は5月、季節調整済み年率換算118万戸となり、前月比15.4%減少した。2020年5月以来の低水準である。4月は当初発表の139万戸から7万3000戸下方修正され、5月の着工件数は5年移動平均の144万戸も大きく下回った。建設許可件数は小幅に増加し、建設業者が新規着工を大幅に抑える一方で、将来案件の承認はやや改善するという、住宅市場の強弱入り混じるシグナルとなった。

用語解説
  • 住宅着工件数: 民間所有の新築住宅で、建設が開始された件数。
  • 建設許可件数: 将来の建設活動に対する正式な承認。
  • 年率換算: 単月の数値を1年通じたペースとして示すよう換算した数値。