
スペースXのビットコイン準備資産は、ムーディーズ、フィッチ、S&Pが投資適格級の格付けを付与する中で時価評価される見通しであり、xAI関連債務の借り換えとAI拡大の資金調達を目的とする報道ベースの債券売却を控えた動きとなる。
スペースXは18,712 BTCの保有を開示し、最新の報告書ではその価値が約12億9000万ドルと評価された。この持ち分は公正価値会計ルールに基づき四半期ごとに時価評価されるため、ビットコイン関連の評価変動が公開資料でより明確に示されることになる。別件では、ムーディーズがスペースXにBaa1の投資適格格付けを付与し、フィッチはBBB+、S&Pは6月19日に安定的見通し付きでBBBを付与した。これは少なくとも200億ドル規模とされる債券売却を下支えする材料である。ロイターとブルームバーグは、2月のxAI買収に伴ってスペースXが抱えた200億ドルの融資を借り換えるための起債について、来週にも投資家向け説明が始まる可能性があると報じた。この融資は2027年9月に満期を迎え、3月31日時点の長期債務291億ドルの大半を占める。S&Pは、強力な打ち上げ事業と通信接続事業を評価する一方、多額の資本需要とAI事業の不確実性を指摘し、調整後レバレッジは2029年まで2.0倍未満を維持し、2028年に1.2倍でピークを付けると見込んでいる。