スペースXが18,712 BTCを開示、ムーディーズがBaa1格付けを付与

スペースXが18,712 BTCを開示、ムーディーズがBaa1格付けを付与

スペースXのビットコイン準備資産は、ムーディーズ、フィッチ、S&Pが投資適格級の格付けを付与する中で時価評価される見通しであり、xAI関連債務の借り換えとAI拡大の資金調達を目的とする報道ベースの債券売却を控えた動きとなる。

BTC

ファクトチェック
CoinDesk、Fortune、cryptobriefingの報道、および基礎資料となるSEC(証券取引委員会)提出のS-1により、3月31日時点で18,712 BTCを保有していること(2026年3月31日時点で約12億9000万ドル相当)が確認されている。時価評価の会計処理はFortuneが確認している。ムーディーズ、S&P、フィッチによる投資適格格付けと、2027年9月満期の200億ドルのブリッジローンは、BigGoの要約や、ブリッジローンおよび投資適格格付け取得の狙いへの言及を含むS-1など、複数の媒体で確認されている。ムーディーズの具体的なBaa1格付けはcryptobriefingとcrypto.newsが報じているが、格付け会社は正確なノッチを公表しておらず、この点には小幅な不確実性が残る。借り換えを目的とする200億ドル超の社債発行は「報道・予想」段階とされており、アナリストの見通しと整合的である。この主張は一次資料と裏付け報道の双方によって十分に支えられている。
要約

スペースXは18,712 BTCの保有を開示し、最新の報告書ではその価値が約12億9000万ドルと評価された。この持ち分は公正価値会計ルールに基づき四半期ごとに時価評価されるため、ビットコイン関連の評価変動が公開資料でより明確に示されることになる。別件では、ムーディーズがスペースXにBaa1の投資適格格付けを付与し、フィッチはBBB+、S&Pは6月19日に安定的見通し付きでBBBを付与した。これは少なくとも200億ドル規模とされる債券売却を下支えする材料である。ロイターとブルームバーグは、2月のxAI買収に伴ってスペースXが抱えた200億ドルの融資を借り換えるための起債について、来週にも投資家向け説明が始まる可能性があると報じた。この融資は2027年9月に満期を迎え、3月31日時点の長期債務291億ドルの大半を占める。S&Pは、強力な打ち上げ事業と通信接続事業を評価する一方、多額の資本需要とAI事業の不確実性を指摘し、調整後レバレッジは2029年まで2.0倍未満を維持し、2028年に1.2倍でピークを付けると見込んでいる。

用語解説
  • 公正価値会計: 過去の簿価ではなく、現在の市場価格を用いて資産を計上する会計手法。
  • Baa1: ムーディーズによる下位の投資適格信用格付け。
  • 調整後レバレッジ: 債務を利益またはキャッシュフローと比較して測る指標。