欧州中央銀行は、AI主導の攻撃への備えについて銀行CEOに書簡を送る方針で、核不拡散協定に類似した世界的なガバナンスの枠組みを求めている。
欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁は6月17日、人工知能が金融危機の一因となり得るほど深刻な市場の混乱を引き起こす可能性があると述べる一方、その事態の回避に向けて欧州中央銀行が取り組んでいると強調した。ラガルド総裁は、銀行がAI関連の攻撃に備え、リスクを管理できるだけの強靱性を確保していることを確認するため、欧州中央銀行が銀行CEOに書簡を送ると述べた。さらに、AIに関する世界的なガバナンスの枠組みを求め、その必要性を核不拡散協定になぞらえた。これは、政策当局がAIを単なる技術やサイバーセキュリティ上の懸念ではなく、国境を越える金融安定上の問題としてますます捉えていることを示している。