テザー(USDT)、2024年6月に開始したaUSDTを終了へ

テザー(USDT)、2024年6月に開始したaUSDTを終了へ

テザー(USDT)はAlloyの新規ポジション作成とaUSDTの新規発行を停止した。保有者は2026年9月17日までトークンを償還し、XAU₮担保を回収できる。より流動性の高い商品へ軸足を移す。

USDT

ファクトチェック
テザー(USDT)の公式発表は、Alloy by TetherとaUSD₮の段階的終了を直接確認しており、新規ポジションの作成とミントは即時停止され、約3カ月の償還期間(2026年9月16日/17日まで)が設けられている。The Blockとcrypto.newsも、立ち上げ年が2024年であること、注力先がXAUTと中核製品へ移ること、償還期限が2026年9月であることをそれぞれ独自に裏付けている。唯一の小さな相違点は発効日(公式発表は6月17日、主張は6月18日)だが、主張の本質には影響しない。
要約

テザー(USDT)は、採用の広がりが限定的だったことに加え、ユーザー活動、流動性環境、戦略上の優先順位を見直した結果、Alloy by Tetherを終了し、過剰担保型ステーブルコインaUSDTの提供を打ち切ると発表した。鋳造機能はすでに停止されており、ユーザーには6月17日、新規ポジションの作成を防ぐためプラットフォームを更新したと通知した。保有者は2026年9月17日までaUSDTを償還し、XAU₮担保を回収できる。テザー(USDT)は2024年6月、過剰担保としてTether Gold(XAU₮)を用いて発行する米ドル建てステーブルコインとしてaUSDTを開始した。aUSDTの時価総額は約120万ドルで、約220万ドル相当の14.73キログラムの金が裏付けとなっている。今回の措置により、XAU₮がテザー(USDT)の主要な金連動トークンとして残ることになり、22,000キログラム超の金が裏付けとなり、時価総額は30億ドルと推定される。今回の終了は、2026年に入ってからのCNH₮など、利用の少ない商品を整理する流れに沿うものであり、USDTやXAU₮といった流動性の高い資産への集中と、トークン化コモディティ分野の拡大を進める戦略の一環である。

用語解説
  • 過剰担保型ステーブルコイン: 発行済みトークンの価値を上回る担保によって裏付けられるステーブルコインで、支払い能力と価格安定性の維持を目的とする。
  • XAU₮: テザー(USDT)の金連動デジタル資産。現物の金を裏付けとし、aUSDTの担保として使われる。
  • トークン化コモディティ: 金などの現物コモディティに対する所有権またはエクスポージャーを表すデジタルトークン。