トランプ大統領、米政府がIntel株10%取得と表明し半導体生産再建へ

トランプ大統領、米政府がIntel株10%取得と表明し半導体生産再建へ

トランプ大統領が、Appleが米国内でIntelと半導体の設計・生産で合意したと述べたことを受け、Intel株はプレマーケット取引で急伸した。ただし、両社とも条件や数量、製品の詳細は確認していない。

ファクトチェック
この主張を構成する各要素は裏付けられている。CNBCは、トランプ大統領がTruth Socialで発表したアップルとインテルの半導体設計・製造提携、エヌビディアの投資、マスク氏のTerafabプロジェクト、そしてインテルの約6000億ドルの時価総額(6087億ドル)を確認している。bloomingbit、バイナンス/Jin10、odailyの報道も、米国が半導体製造再生のために10%の持ち分を保有すること、エヌビディア・TerraFab・アップルにインテルとの協業を促していること、企業価値が約1000億ドルから6000億ドル超へ上昇したことという具体的な発言を、それぞれ独立に確認している。この主張は、これらの報道を正確に要約している。
要約

Intel株は、トランプ大統領がAppleが米国内で同社と提携し半導体を設計・生産することで合意したと述べたことを受け、プレマーケット取引で一時9%上昇した。これは、国内の半導体製造再建を進める同大統領のより広範な取り組みをさらに推し進めるものである。Apple株はプレマーケット取引で0.5%上昇した。トランプ大統領は、政府がIntelを支援する代わりに株式を取得したとし、この取り組みをNvidiaやイーロン・マスク関連のTerraFabを巡るこれまでの動きと結び付けた。さらに、ワシントンが昨年、CHIPS法とSecure Enclaveの資金約89億ドルを1株20.47ドルでIntelの9.9%の持ち分に転換したと述べた。トランプ大統領によれば、Intelの時価総額が6000億ドルを突破する中で、この持ち分の価値は約100億ドルから600億ドル超に膨らんだという。ただ、今週の株価に基づく独自試算では、含み益は430億ドル前後にとどまる。報道によれば、Appleは長年にわたりTSMCへの依存度が高く、Apple向け生産の可能性を巡る協議ではIntelの18Aおよび18A-P製造プロセスが中核となってきた。Intel株は年初来で200%超上昇しているが、AppleとIntelはこの取り決めを確認しておらず、半導体の名称や数量、契約条件も開示されていない。

用語解説
  • 18A-Pプロセス: Intelの次世代半導体製造プロセス。本格量産に先立つ初期段階であるリスク生産に入っている。
  • リスク生産: 半導体プロセスが、より広範な商業量産に先立って限定的な生産を開始する中間段階。
  • ファウンドリー部門: 自社製品向けに限らず、外部顧客向けにも半導体を製造する半導体企業の部門。