香港調査、2023年の規制導入後に仮想通貨の群集行動が緩和

追跡調査を行ったIFECの研究では、暗号資産投資家の群集行動の弱まりや、利益確定後のリスク選好の低下が確認された。一方で、FOMOや過信は根強く残り、直感やインフルエンサーへの依存は強まっていた。

要約

香港の投資家・金融教育委員会(IFEC)の追跡調査により、2023年のプラットフォーム規制制度の導入後、暗号資産投資家の群集行動が弱まり、利益確定後のリスク選好や過去の経験への依存も低下していたことが分かった。この調査は、2025年11月と12月に実施した約1,000人の投資家調査に基づき、2026年6月のIOSCOセミナーで公表された。過去の結果では、盲目的な追随のスコアが2022年の3.63から3.19へ低下していたことも示されている。それでも行動バイアスは依然として広く見られ、FOMOや過信がなお一般的である一方、投資家は金融インフルエンサーを含む直感や権威ある人物への依存を強めていた。

用語解説
  • FOMO: 利益を取り逃すことへの恐れ。
  • overconfidence: 投資家が自らの判断や市場予測能力を過大評価するバイアス。
  • authority bias: 専門家や影響力のある人物と見なされる存在に過度な重みを置く傾向。