今回の申請は、適格証券についてDTCのパイロットプログラムを通じたトークン化形式での取引を認めるもので、従来株式と同じオーダーブックでの取引継続を可能にする内容である。
24X National Exchangeは、連邦官報の告示でSR-24X-2026-20として記載されたSEC(証券取引委員会)への規則変更案を提出した。これにより、一定の証券について、Depository Trust Companyのパイロットプログラムを通じてトークン化形式での取引が可能になる見通しである。提案の対象には、ラッセル1000採用銘柄や主要ETFなどの適格証券が含まれ、適格会員はデジタルフラグと必要に応じたウォレット情報を用いて、トークン化決済の希望を示すことができる。トークン化版と従来版は、代替可能である限り同一のブックで取引され、同じ約定優先順位が維持されるため、流動性の分断回避を狙った仕組みとなる。申請はなお規制当局の審査下にあり承認ではないが、トークン化が独立した仮想通貨市場ではなく、規制された市場インフラの内部で試行される流れが強まっていることを示している。