英裁判所、7.806501396 BTC建て返済請求を審理

6月18日にロンドンで開かれた審理では、英国の裁判所が返済をビットコインそのもので命じ得るのか、それとも英ポンド建てに換算するのかが焦点となり、契約が不明確な場合には貸し手と借り手の双方が仮想通貨価格の変動リスクにさらされる実態が浮き彫りになった。

BTC

要約

ロンドンの裁判所は、7.806501396 BTCに連動する返済請求について、ビットコインそのもので履行できるのか、それとも英ポンドに換算しなければならないのかを検討している。6月18日のHussain v Fixの審理で、原告は先行する合意に基づく事業費用としてビットコインの返還を求めた一方、被告は出廷しなかった。裁判官は、ビットコインが英国法上の財産に当たるとの広く受け入れられている見解を改めて確認したが、英裁判所がポンドでの金銭支払いではなく、ビットコイン現物での返済を命じ得るかどうかの判断には踏み込まなかった。この未解決の論点は、当初の債務発生時点から判決時までの為替・価格変動によって返済価値が大きく変わり得るため重要である。デジタル資産の執行に関する明確なルールを求める弁護士やアナリストの声が強まる中、この問題はより広い注目を集めており、ノートン・ローズ・フルブライトは、デジタル資産紛争を巡る原則について裁判所はいまだ整理を進めている段階であり、英国法には仮想通貨の現物返済に関する明確な進展がなお欠けていると指摘した。手続きはまだ完了しておらず、この論点を確定させる上級審判断も出ていないため、契約で返済を仮想通貨と法定通貨のいずれで行うかを明示していない当事者は、引き続きリスクにさらされている。

用語解説
  • 現物返済: 現金や換算後の同等額ではなく、元の資産そのもので行う返済
  • デジタル資産紛争: 仮想通貨やその他のトークン化資産を巡る法的紛争で、所有権、返済、契約上の請求などを含む
  • ビットコイン建て: 法定通貨ではなく、ビットコインで直接価格設定、測定、または支払いが行われること