Hester Peirce氏、2026年11月にSECを離れリージェント・ローへ

2025年6月の任期満了後に予定される同氏の退任は、SECが仮想通貨に関する主要な規則策定の課題に取り組む中で、委員構成を手薄にする可能性がある。

要約

SEC(証券取引委員会)の委員であるHester Peirce氏は、2026年11月に米証券取引委員会を離れ、リージェント大学ロースクールの准教授に就任する準備を進めている。Peirce氏の2期目の任期は2025年6月5日に満了したが、SEC委員は任期終了後も最長18カ月在職できるため、同氏は2026年12月まで務めることが可能である。執行中心のデジタル資産政策への批判と、より明確なルールへの支持から「クリプトママ」とも呼ばれるPeirce氏は、トークン規制、取引プラットフォーム、ブロックチェーンのイノベーションを巡り、当局内で最も注目される発言者の1人であった。同氏の退任は、SECが仮想通貨市場の構造、トークン分類、取引所監督、カストディ、ステーキング、上場投資商品、開示規則への対応を続ける中で生じる見通しであり、追加の委員が承認されなければ委員会の現役メンバーはさらに手薄になる可能性がある。

用語解説
  • トークン分類: デジタル資産を証券法および規制の下でどのように分類すべきかを判断するプロセス。
  • カストディ: 顧客資産を保有・保全することを指し、仮想通貨企業や金融機関にとって重要な規制上の論点である。
  • ステーキング: 仮想通貨の保有者がブロックチェーンネットワークの支援のためにトークンをロックし、通常は報酬を得る仕組み。