
日本の警察は、容疑者として拘束した胡石が2025年の米制裁リストに記載された陳小二と同一人物だとし、プリンス・グループと、同グループが数十億ドル規模のビットコイン詐欺ネットワークで果たしたとされる役割に対する監視が強まっている。
警視庁は6月22日、胡石および陳小二としても知られる胡暁偉を、虚偽の転居届を提出した疑いで逮捕した。本人に代わって書類を提出したとされる中国籍の2人も併せて逮捕された。警察は、拘束中の胡石が米財務省の2025年10月の制裁リストで陳小二と特定された人物と同一だと説明し、複数の法域の当局が強制労働を伴う「豚の屠殺」型詐欺拠点や150億ドル超相当のビットコイン窃取に結び付けてきたプリンス・グループについて、より広範な捜査を開始した。 この事件により、カンボジアと結び付く当該ネットワークに対する国際的な取り締まりが一段と拡大していることが浮き彫りになった。米財務省は2025年10月、プリンス・グループ関連の146組織を制裁対象に指定したほか、米司法省は創業者の陳志に対する起訴状を開示した。これは同省が過去最大のビットコイン没収手続きと位置付けるもので、総額は127,271 BTC、評価額は約150億ドルに上る。英国は2026年3月、胡暁偉を名指しで制裁対象とし、陳志の長年の関係者で、財務、技術、物流面の支援を提供していたと説明した。 これまでの調査報道では、胡が複数の身元、国内のプリンス・グループ関連企業、英国の約4500万ドル相当の不動産、セントクリストファー・ネイビスの旅券で保有していた香港の1500万ドルの邸宅、さらに「Cloud Nine」ブランド傘下の航空機リース事業と結び付けられていた。日本当局は逮捕前、大阪の高級ホテルを転々とする胡の足取りを追っていたとされ、警察は現在、組織内での役割の特定を進めている。